北海道建設新聞社
2018/07/11
【北海道】千秋庵ビル跡地にホテル、店舗など複合施設を計画
不動産事業を手掛けるいちご地所(東京都千代田区内幸町1丁目1の1、細野康英社長)は、札幌市中央区にある老舗菓子店の千秋庵本店が入居していたビルの跡地に、ホテルと店舗が入る複合施設の新設を計画している。低層階が千秋庵の店舗など、上層階が宿泊施設となる予定。既存ビル解体後の9月にも着工。岩田地崎建設が施工を担う見通しだ。
南3条西3丁目13の2の敷地約610m²で、狸小路商店街3丁目の入り口付近。千秋庵本店が入る同社のビルは、老朽化による建て替えのため解体。店舗は2017年に同じ区画の東側にある千秋庵別館1階に一時移転した。敷地は岩田地崎建設に売却している。
新ビルの規模はS一部SRC造、地下1地上13階、延べ約5200m²。ホテルや店舗のほか飲食店も入る見通し。設計は岩田地崎建設で、久米設計が協力している。8月に既存施設を解体、更地にして9月に着工。20年2月の完成を目指している。
狸小路商店街ではこのほか、サンデパートビルなどの跡地に新たなビルを設ける南2西3南西地区市街地再開発で既存施設の解体に着手したほか、4丁目プラザビルの建て替えに向けた設計が進む。今後は、建設ラッシュが見込まれる。