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　高知県安芸土木事務所は、整備を進めている一般国道４９３号北川道路２−２工区で、和田トンネル（仮称）本体工の一般競争入札を12月議会の承認を目指し公告する。全長２２３７�bのトンネルを両側から掘削するが、今回公告するのは、起点側（東洋町側）からの延長約１４００�bが対象となる。
　終点側の本体工については、工事用道路に必要な柏木１号橋（仮称）の橋台工を２０１８年度内に発注する。19年度途中までの工期で進め、その後終点側のトンネル本体工を発注する。トンネルの設計はオリエンタルコンサルタンツ高知事務所（高知市）が担当。
　県は、和田トンネル全体の工事費として、18年度当初予算に１億２０００万円を計上し、21年度までの債務負担行為で54億３０００万円を設定している。また柏木１号橋橋台工には、18年度当初予算と19年度債務負担行為を合わせ工事費２億４０００万円を充てる。
　柏木１号橋については、詳細設計の一般競争入札を９月までに公告する。同橋は２径間で延長１０６�b。橋台を設置することで詳細な設計をまとめる。工事発注時期は未定。
　北川道路２−２工区は、四国８の字ネットワークを構成する地域高規格道路阿南安芸自動車道の一部。北川村和田の国道４９３号を起点、柏木インターチェンジ（供用中）を終点とする延長４�`。構造規格は第３種第２級、設計速度60�`／時の２車線道路で、全幅は一般部８�b、トンネルと橋は７・５�b。
　現在は、起点部に近い場所で明かり部の工事を進めている。区間の大半を構造物が占めており、和田トンネルと柏木１号橋以外にも、延長２７０�bのトンネルと、延長１５２�bの柏木２号橋（仮称）の建設が計画されている。

提供：建通新聞社