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建通新聞社(神奈川)
2018/07/11

【神奈川】横浜市 動物の森公園・中央道路延伸へ予備設計

 横浜市環境創造局は「横浜動物の森公園」の中央道路の延伸区間整備に向けて予備設計をスタートさせた。アジア共同設計コンサルタント(横浜市南区)に委託した業務を通じて周辺道路の交通量を把握・分析した上で、道路規格や構造を検討する。2018年度末までに成果を得て、19年度からの関係者協議などに生かす方針だ。
 横浜動物の森公園(旭区、緑区)の中央道路は、開園区域である「よこはま動物園ズーラシア」(ズーラシア)の東側沿いに延長約1300b、幅員16b(車道10b+歩道3b×2)が整備済み。現在は南端の中原街道からズーラシアの北門付近までを結んでいる。
 延伸区間はズーラシアの北門付近と西方の三保街道をつなぐ延長約700b。未整備区域約50fの基本計画案(6月)に位置付けており、保全林ゾーンの一部をアンダーパスで抜けたり、沿道の一部に紅葉の森ゾーンを設けたりすることを想定している。完成後は整備済み区間を含めて道路管理者(市道路局)に移管する考え。
 予備設計ではまず、周辺を走る国道16号や中原街道といった道路の現在の交通量を把握して将来の交通量を分析。そのデータを基に、整備済み区間との関係や沿道の状況、三保街道との接続方法などを整理・考慮して、延伸区間の道路規格や構造を検討する。
 中央道路の延伸区間を含む未整備区域の基本計画は、市民意見募集を経て18年度内に確定させる。公民連携による一部ゾーンの先行整備に取り組みつつ、21年度以降の段階的な整備を予定している。都市計画上の事業施行期間は22年度末までとなっている。

提供:建通新聞社