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建設新聞社
2018/07/10

【東北・山形】日建設計CMを特定/米沢市立病院・三友堂病院新病院建設事業基本計画およびCM業務

 山形県米沢市は、共同公募型プロポーザルで委託者選定を進めていた米沢市立病院・三友堂病院新病院建設事業基本計画策定支援業務および同CM業務について、日建設計コンストラクション・マネジメント(東京都文京区)を最優秀事業者に特定した。近く正式契約を締結する見通し。
 プロポーザルには2社が参加し、次点は明豊ファシリティワークス(東京都千代田区)だった。
 米沢市の急性期医療は、置賜二次保健医療圏の基幹病院である米沢市立病院(RC造5〜7階建て、延べ2万7691平方b)と基幹病院に準じる三友堂病院(RC造5階建て、延べ1万2041平方b)が担ってきたが、両病院の医師不足や高齢化により救急医療体制の維持が厳しい状況になってきたことから、市は昨年度に市立病院が急性期医療を、三友堂病院が回復期医療をそれぞれ担う医療連携の方針を示した。
 本年度に入り、市立病院の現敷地内で老朽化した同病院を建替え、三友堂病院も同敷地内に移転新築させることで、より地域医療構想に沿った医療連携の理想形に近づける方向性が提示された。新病院の規模は市立病院が延べ約2万4000平方b(300床)、三友堂病院は病院とリハビリテーションセンターを集約して延べ約1万5000平方b(250床)とする。
 今回の業務は、医療連携等支援業務を担当する業者(共同公募型プロポーザルによりKPMGヘルスケアジャパンを特定)が方向付ける医療連携の枠組みに沿って、新病院の建物配置などの建設関係の枠組みを決定付けるとともに、市の基本計画策定を支援するもの。
 基本計画の策定支援業務については2019年1月31日まで、CM業務の履行期限は24年3月31日までを予定しており、23年度の両病院の同時開院を目指している。

 提供:建設新聞社