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鹿児島建設新聞
2018/08/04

【鹿児島】阿久根市小中学校施設/10年間で11棟の長寿命化

 阿久根市は、2018年度から阿久根小学校や三笠中学校等で長寿命化を図るための改修を計画している。27年度までの10年間で小学校5棟、中学校6棟の計11棟を対象に計画的な施設整備を実施するため、学校施設等長寿命化計画(案)を策定した。
 市内の校舎や屋内運動場の52棟うち30棟が、新耐震基準前の1981年以前に建設。2007年度から耐震診断を実施し、診断結果を基に補強や大規模改造を行ってきた。
 事業計画によると、校舎全体を対象にした長寿命化改修を18、19年度で阿久根小20号棟(RC造3階建1048u)、三笠中1号棟(同2階建933u)で予定。
 このほか、阿久根中9号棟(同563u)、1号棟(同730u)、23号棟(同816u)、15号棟(同3階建899u)、西目小2−1号棟(同2階建616u)などで順次着手していく方針だ。また10年以内に脇本小7号棟と三笠中2号棟で改築を計画している。
 今後、学校施設の劣化状況や人口の推移などを予測しながら学校施設の維持管理を計画的に行っていく。
 長寿命化計画(案)では、10年間の工事費を総額で約14億7000万円と想定している。

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