(仮称)国際交流センター建設協議会(会長・三反園訓県知事)の第8回総会が鹿児島市の城山ホテル鹿児島で開かれた。基本・実施設計の履行期限を8月31日までに変更するため、工事発注手続きは9月以降になる。入札は、建築、電気、空調、衛生の4分離で一般競争入札により執行することを決めた。
建物規模はS造8階建(耐火建築物)3412.37u。内訳は宿泊2059.79u、交流1252.82u、電気室・発電機室99.76u。建設場所は、同市加治屋町の旧市立病院立体駐車場等の跡地(敷地2208.03u)。駐車台数は17台、駐輪場台数は80台を確保する。
平面計画は、1階が約200人収容の多目的ホールや研修室、事務室、トイレ、交流ラウンジ−などを配置。2階には研修室、電気室、発電機室、娯楽室、調理室、交流ホールがあり、屋上テラスも設置する。
3階は、家族用居室(2LDK)2室、夫婦用居室(1LDK)2室、短期滞在用居室(1K)2室(1室はバリアフリー対応)がある。4階から8階には、単身者用(1R)12室と共用LDKを設けて、計60室となり、全体で一度に70〜80人の宿泊が可能になる。
2018年度予算には、設計(建築・東条設計 設備・エース設備設計)や地質調査(アーステクノ)、建築一式、設備、工事監理、什器類等に計15億605万円を計上した。
発注方式は、県および鹿児島市の入札参加資格者により、建築は総合評価方式で実施。工事監理は随意契約とする。
これまでとの変更点は、交流施設を2階部分にも追加したほか、居室のバス・トイレ共用をプライバシー保護の観点から各個室に配置した。
委員からは、「屋上テラスに緑化部分を増やせないか」「カウンセリングルーム設置を」「単身者用のフロアにある共用LDKに3台予定しているキッチン数をもう少し工夫してほしい」−などの意見があり、検討することになった。