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鹿児島建設新聞
2018/07/10

【鹿児島】渡辺組で「卒煙式」/禁煙宣言3カ月に3人

卒煙式 2017年に県内で初めて「健康経営優良法人」の認定を受けた渡辺組(渡辺紘起会長)。社員の健康に対する意識向上と仕事の生産性を上げるため、3月に喫煙者を対象に「禁煙セミナー」を開き、社員39人が受講。7人が禁煙を宣言していたが、3カ月の禁煙に3人が見事成功し、卒業式ならぬ卒煙式(そつえんしき)を開催し、その栄誉をたたえた。
 同社では、社員120人のうち45%の54人が喫煙者。全国平均(約28%)を大きく上回っている。また、1日で平均約18本吸っており、半数が禁煙したい意思があることも分かったため、セミナーを開催し有志を募っていた。
 式では、禁煙を達成した寺脇央さん、岩田悦郎さん、室屋光成さんの3人に、渡辺会長から卒煙証書と金一封がそれぞれ贈られ、さらなる健闘を願った。
 寺脇さんは「なかなかやめることはできなかったが今回、継続している。健康面にもプラスになっているが、体重もプラスに。禁煙に続きダイエットをしていかなければ」と苦笑い。岩田さんは「健康にもいいし、懐にもありがたい。続けられるよう頑張りたい」室屋さんは「喫煙して約27年。まだまだ吸いたい気持ちになるが、続けられるよう努力する」と意気込みを語った。
 渡辺丈専務は「大きいことより小さいことを積み重ねていくことが重要。1本でも減らすことができれば業務の時短もつながる。これからも社員のために取り組んでいきたい」と語った。

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