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鹿児島建設新聞
2018/07/28

【鹿児島】錦江町旧宿利原中改修/10月頃に工事発注

 錦江町は、旧宿利原中学校を改修し、地域活性化を図る施設として整備する。このほど、8月17日までの期限で実施設計に着手。早ければ10月にも工事発注したい考えで、単年度での完成を目指す。
 同事業では、老朽化した宿利原分団消防車庫や団員詰所、宿利原巡回診療所を1カ所へ集約。校舎の建物規模はRC造2階建1286u(1982年建設)で、1階部分の約680uを改修し、診療所や調理場、コミュニティスペースなどを設ける。
 校庭内には、同分団消防車庫や団員詰所を移設。建物規模はW造平屋建て108uを想定しており、車庫や休憩室、炊事場等を設ける。基本設計は三宅建築設計事務所が行い、実施設計も引き続き同事務所が担当する。
 町は、2018年度当初予算に工事費5000万円を計上。実施設計で費用が同額を超えた場合は9月補正予算案に盛り込み、承認され次第、工事発注を行う方針だ。
 町内では同校のほか、旧池田中と旧大原中が空き校舎となっており、学習センターと位置付けられているものの活用が図られていない状況。同整備はモデル事業として、行政と地域が一体となり持続可能な地域コミュニティの形成を目指す。

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