トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

鹿児島建設新聞
2018/07/12

【鹿児島】鹿中央駅西口地区開発/新総合体育館基本構想は指名競争で

 県は、新たな総合体育館の建設予定地を鹿児島中央駅西口地区の「工業試験場跡地が最適」と方針を決め、基本構想を策定する。業務委託に向けた準備等を進めている段階だが、委託方法は指名競争になるもよう。隣地でJR九州が自社用地で行う南九州プロジェクトについては、2018年3月期決算説明会で完成時期は未定と発表している。
 県の基本構想は、施設規模や配置シミュレーション、建設費や施設の収益性等の調査・分析を行うほか、整備スケジュールも検討。当初予算には1114万円を計上している。大規模スポーツ施設の在り方検討委員会の提言を踏まえ内容を固める。
 敷地面積は、県工業試験場跡地(建ぺい率80%、容積率400u)の約1万uあるが、施設規模等を考慮すると、市道を挟んだ隣地所有者の日本郵便(JP)から土地を取得したい考え。
 同社所有地(約5700u)を加えると約1万5700uとなり、鹿児島市条例による大規模施設の駐車場台数確保が容易になる。
 JR九州では、一体的開発から個別開発への方針を受け、鹿児島支社等のある敷地約8500uを利用し、9階建ての商業・オフィスビル、18階建ての分譲マンション、駐車場棟をメーンとした複合施設を計画。しかし、市道武32号線拡幅等が必須で、県有地の取得が必要なことから、動きが止まっている。


■市議会でも集中審議
 周辺道路整備で連携

 県が中央駅西口地区での方針を示し、4者連絡会の開催を受けこのほど、鹿児島市議会都市整備対策特別委員会で集中審議が行われた。新たな総合体育館やJR九州による開発による道路整備等について要望。県は「基本構想を策定する中で検討すると同時に、4者共通の認識を持って対応したい」、「周辺住民にも丁寧に説明していきたい」と回答していたことが分かった。

鹿児島建設新聞space鹿児島建設新聞FACEBOOK