トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

鹿児島建設新聞
2018/07/11

【鹿児島】薩摩川内市天辰スマートモデル街区PJ/年明けにも整備計画

 薩摩川内市が民間事業者に土地を売却し、一体的に整備を進める天辰地区スマートモデル街区プロジェクトのスケジュールが変更になった。基本計画案によると、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅展示場やエネルギー自家消費型の集合住宅などの整備を想定するもの。2019年1月には整備計画を決定し、4月以降の整備開始を目指す。優先交渉権者は代表者が南国殖産、構成員がヤマサハウスと橋口組。
 場所は、天辰第一地区土地区画整理事業区域内の市有地および保留地。街区の広さは、22ブロックが3357u、57ブロックは2万7688u。エネルギーを消費するだけでなく、つくり、蓄え、賢く使うことを前提に、住宅などで次世代エネルギーを活用した効率的な発電および使用(災害時を含む)することで、環境負荷を抑える街区を整備する。
 基本計画案によると、22ブロックが各住宅メーカーによるZEHなどの住宅展示場。公園や進入路、各種設備が備わった「街並み」や「利便性」が体験できる空間を提供する。
 57ブロックは、太陽光発電や燃料電池などの省エネ機器等を全戸備えたZEH戸建て住宅エリア。屋根設置のソーラーパネルを利用したエネルギー自家消費型の集合住宅。レストランや集会施設のほか、公園や共有駐車場にソーラーパネルなどを設け、電気自動車等のカーシェアリング施設を設置する。また、それらに対しICT(情報通信技術)のシステムを構築する。
 スケジュールは、整備開始時期を6カ月延長した。

鹿児島建設新聞space鹿児島建設新聞FACEBOOK