鹿屋市は、鹿屋女子高校舎改築の実施設計が7月で完了するの受け、6月補正予算に工事費(7億7170万円)を計上した。順調に進めば管理教室棟を2019年1月、多目的ホールを同月以降の着工を目指しており、発注形態や工区割りなど、年内の発注も視野に検討を進める。
所在地は西原1丁目24−35、敷地面積は2万7035u。基本・実施設計は、福満設計・新留建築設計事務所・伊野設計・川原建築事務所JVが担当。建物規模は、管理教室棟が、RC造4階建約6210u、多目的ホール棟がW造一部S造平屋建て約650u。このほか、プールや武道館の解体も進める。総事業費は約20億円、20年4月の供用開始を目指す。
新施設は普通科、情報ビジネス科、生活学科の3学科ごとのまとまりを重視。管理教室棟の外観はロの字型を想定し、正門近くに建設する。また、地域のシンボルとなるようなデザインとする。
基本コンセプトは、快適で居心地のよい学習環境やさまざまな実習、体験活動に利用できる空間と機能的で魅力ある校舎。
改築に当たっては、PFI方式導入に向けて17年1月に実施方針案に関する説明会を開くなど、準備を進めてきた。しかし、同年6月に「従来方式でも初期の目的が実現可能」との判断に至った経緯がある。