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　出水市は、高尾野支所の建て替えに向け現庁舎の解体に着手する。早ければ年明けにも開始したい考えで工期に約７カ月を見込んでいる。また解体するに当たり、移転先である高尾野公民館の改修に入る。６月補正予算案に事業費１億２５１６万円を計上した。

　同市は、高尾野と野田の両支所で建て替えを計画。高尾野では現地に新庁舎を建設するため、支所機能を公民館（ＲＣ造２階建５６８�u）への移設にあわせ改修を施す。対象は、ＰＣ配線の引き込みなどの環境整備が中心となり、内壁を取り外す。
　今後、職員や支所機能を移転したあと、年明けにも現庁舎（ＲＣ造２階建３０４８�u）の解体に着工する。
　基本計画案によると、新庁舎は支所機能や老人福祉センターのほか、健康管理センター、公民館、図書館を併せ持つもので、延べ面積１４００�uを想定。基本・実施設計はＤａｉ建築ＤＥＳＩＧＮが12月14日までの期限で進めている。
　このほか野田庁舎は、野田保健センターおよび野田老人福祉センター付近の市有地（９２３０�u）に移転し建て替える。支所機能をはじめ、老人福祉や保健、健康増進等の各センターなどの一体的な整備を行う。延べ面積は１１００�uで、武田建築事務所で基本・実施設計を行っている。