薩摩川内市が進めているコンベンション施設の概要が明らかになった。このほど基本設計が完了し、10月までの期限で実施設計に着手。建物規模はS一部RC造3階建5900uで当初の7000uから縮小した。2、3階部分に約1000人収納可能なホール機能を設ける。また、南側の民間収益施設(ホテル棟など)は基本設計に入り、夏ごろには概要を示したいとしている。
川内駅東口に建設する同施設は、1階に親子ふれあい広場や交流サロンなどの交流支援機能を配置し、市民向けのサービスを集約する。2、3階は吹き抜けのホールを設け、移動観覧席(約650席)やバルコニー席(約210席)などを備え、3階には大会議室(約210人収容)を設置。また会議室は、全フロアに大小8スペースを配置する。本体着工は11月以降で、2020年7月の供用開始を目指す。
南側に建設する民間収益施設はこのほど、基本設計に着手。夏ごろには、ホテルや商業棟の規模を含む施設概要を明らかにする方針だ。
市は、施設整備・運営事業をコスト削減や施設機能、デザインの一体化確保などの観点からPFI手法を採用し、鹿児島ディベロップメント(代表企業)に委託した。
構成企業は、建設を担当する植村組、九電工、運営のセイカスポーツセンター、維持管理の南日本総合サービス。協力企業は、建設が大和リース、設計監理は石本建築事務所、アシスト設計が担当。