印刷物の製造、インターネットによる印刷物・印刷資材販売を行うプリントネット(小田原洋一社長、鹿児島市)は、姶良市にある工場を移転新築する。新工場は現工場の約2倍程度の生産規模を誇る。今後、施工業者を選定し、7月に着工して2019年1月の操業を目指す。設計はDai建築DESIGNが担当。
建設地は加治木町木田1377−23で、敷地面積は3708u。建物規模はS造2階建2704.35u。新工場は、最新のIT技術を駆使したUV印刷機を導入するほか、雇用環境の改善に向け、社員食堂を設置する。土地購入費(6700万円)を含む投資予定額は10億7000万円。新規雇用は11人で、初年度の生産計画は10億9300万円を見込んでいる。
同社は、1968年に姶良市(旧姶良町)で創業。九州エリア以外の新規顧客等が増加したため、東京に工場を建設するとともに、販売形態をインターネット印刷通信販売に一本化するなどして売上げを伸ばしてきた。今回の工場移転拡張は、九州地区を中心とした西日本地域のさらなる顧客拡大を図る。
同市役所で立地協定式が行われ、県商工労働水産部の田崎寛二部長の立会いの下、小田原社長と湯元敏浩市長との間で協定書が交わされた。