かごしま国体・大会で使用される施設改修で、県と市町は社会資本整備総合交付金を財源に充てている。2018年度は総事業費26億1100万円のうち、半分となる13億500万円の内示があった。19年度の要望額は総事業費17億700万円のうち8億5300万円を政府予算の概算要求に要望する。メーン会場となる県立鴨池公園では、園路舗装や休憩所改修に18年度からの3カ年で10億7800万円を投入する。
競技施設は、簡素・効率化を図るため、既存施設を選定。競技ごとに定められている大会施設基準を満たすためには、老朽化・狭あい化した施設の大規模な改修のほか、高齢者・障害者等への配慮が求められている。
県施設の鴨池公園では、18年度の総事業費13億6600万円のうち、6億8300万円の内示があった。白波スタジアム(陸上競技場)は、8億6400万円を投入してトラック舗装等を行い完了させる。
19年度は、総事業費9億6800万円のうち交付金4億8400万円を要望。そのうち、野球場は4億6200万円(交付金2億3100万円)を充て、スコアボード改修を実施する。
園路舗装等の改修には、18年度5億200万円、19年度5億600万円、20年度7000万円を投入する予定。
■11市2町の施設
来年度は7.3億
11市2町の市町施設には18年度、総事業費12億4500万円(同6億2200万円)を見込み、19年度は総事業費7億3900万円(同3億6900万円)を要望。日置市では、東市来運動公園湯之元球場のスコアボード改修に2カ年で5億7200万円、垂水市の体育館改修は4億1500万円を投入する。