社会医療法人緑泉会(米盛公治理事長)は、鹿児島市大竜町にあるリハビリテーション病院米盛(旧吉村病院)と同市田上2丁目のくさの記念病院を同市与次郎の米盛病院に統合し、病床機能を再編する計画を進めている。整備を進めていた別館を1日にオープンさせたあと、本館4階の回復期をHCU(急性期高度治療室)4床増床するため改修を行う。なお、リハビリテーション病院米盛、くさの記念病院跡地は基本的に売却したい意向だ。
オープンした新病棟(別館)は、平面駐車場に活用していた西側敷地に建設。建物規模はS造7階建6900uの131床。施工はフジタで、設計は佐藤総合計画が担当した。
具体的な方針では、現在の506床は維持し、高度急性期を4床増やし、急性期を27床、回復期を29床増床するほか、慢性期は廃止(60床減床)する。
同会では、地域における今後を担うべき役割等の方向性を示す「公的医療機関等2025プラン」を地域医療構想調整会議に報告していた。