県産業廃棄物協会(永田雄一会長)は7月1日から、「県産業資源循環協会」に名称を変更する。上部団体が全国産業資源循環連合会に改称したことを受け、通常総会で定款変更を含めた関係議案を承認。産業廃棄物の資源・エネルギーへの変換をリードする業界として新たな一歩を踏み出す。
背景には、国の関係部局の組織改革がある。東日本大震災の復興加速化に向け、環境省は2017年7月、それまで三つの部局にまたがっていた廃棄物・リサイクル対策と放射性物質汚染対策を統合した「環境再生・資源循環局」を新設。一元的に取り組める体制を整備した。
これを踏まえて、上部団体(旧・全国産業廃棄物連合会)は4月から名称を変更。同様の動きは、九州各県を含めて全国規模で広がりそうだ。
本県協会の会員数は、3月末現在で486社(賛助会員等含む)。永田会長(永田重機土木)は「産業廃棄物のリサイクル促進の流れはさらに加速する。新技術の導入や人材育成に努め、企業間連携も視野に取り組んでいきたい」と話した。