鹿児島大学病院の再開発整備計画は、外来診療棟・病棟(A棟)の基本設計を公募型プロポーザル方式で選定を進め、教育施設研究所・テクノ工営JVに特定した。建物規模は、SRC造地上8階地下1階建2万8280u。また、建設予定地にある医科病棟等の取り壊し(解体)は、6億円以上のWTО対象で6月までに公告を予定している。
技術提案書を提出していたのは、教育施設研究所・テクノ工営JVのほかに、内藤建築事務所、山下設計、山田綜合設計。履行期限は19年4月15日まで、19年度に実施設計を行い、20年4月の着工を目指す。建物工期は24年1月までを予定。
基本計画段階における配置は、地階に機械室、1階に待合ホールや防災センターが入り、2階は内科・外科、光学医療診察部、3階は特殊外来、臨床研究管理センター、4階は手術部、МEセンター、5階は歯科外来、6階は事務部や会議室、7階(50床)と8階(70床)は病棟になる。
また、A棟建設予定地にある既設建物の取り壊しも行う。解体設計は10月15日までの期限でコンストラクションインベストメントマネージャーズ(大阪市)に委託済み。対象建築物は医科病棟(渡り廊下含む)でSRC造9階建3万1762u、ライナックはRC造平屋建て278u。
今後、既存医科病棟を取り壊し、同跡地にA棟およびアメニティ棟(食堂・売店等)を建設。その後、既存医科診療棟・管理棟などの解体を計画している。