鹿児島市の人材派遣会社イタックスと外国人技能実習監理団体の中小企業地域振興事業協同組合は、薩摩川内市の小学校跡を活用し、外国人技能実習生の研修施設への改修を計画している。2者とも国の財産処分の承認を受け次第、土地建物の賃貸借契約を結び、夏以降にも着工する見通し。
イタックスは、東郷の南瀬小学校跡の校舎RC造3階建2005u(1984年建設)、中小企業地域振興事業協同組合が山田小学校跡の校舎RC造2階建1933u(1980年建設)をそれぞれ活用。外国人の研修施設にするため改修を行い、実習生は施設で1カ月程度、寝泊まりしながら日本語のほか、文化や礼儀などを学ぶ。
薩摩川内市は、同跡地を利活用する両事業者に対し補助を予定。2018年度6月補正予算案にそれぞれ1億円の計2億円を計上している。