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鹿児島建設新聞
2018/07/09

【鹿児島】県建設業協会 野添会長が辞任/新会長に藤田氏

 県建設業協会の野添正文会長(野添組)が体調不良を理由に退任し、新会長に藤田護氏(藤田建設興業)が就いたことが明らかになった。6日、鹿児島市の県建設センターで緊急理事会が行われ、野添氏から辞任の申し出があった旨を承認。就任1カ月余りの異例となるトップの交代に業界が揺れた。
 野添氏(62歳)は、今年5月の総会で新会長に就任。米国の大学卒という異色の経歴を持ち、その手腕に注目が集まっていたが、ここ1カ月の急激な体調悪化を受けて辞任を余儀なくされた。
 新会長に就いた藤田氏は、1945年9月生まれの72歳。建協では1992年から理事、2002年からは総務担当の副会長を歴任し、種子島支部では1996年から支部長を務めるなど、長きにわたって協会運営を支えてきた。団体の要職では、県建設業協同組合連合会長(08年〜)や全国建設業協同組合連合会の副会長も務める。
 就任に当たって、「生産性向上や働き方改革など多くの課題への対応が求められる中、身の引き締まる思い」と述べ、「業界の使命は、インフラ整備や災害時の活動等を通じて地域の安全・安心を確保することにある。働く人たちが将来を託せる企業像を目指し、会員一丸となって取り組んでいきたい」と決意を込めた。
 藤田氏の会長就任を受け、同日の理事会では副会長も補選。従来の山口克典氏(ヤマグチ)、谷口幸司氏(肝付土建)、福永昭一氏(福尚)、内門一郎氏(内門工務店)に加え、新たに米盛庄一郎氏(米盛建設)が就いた。


■建協鹿児島支部
 後任は米盛氏

 同日は、県建設業協会鹿児島支部でも理事会が行われ、野添氏から支部長辞任の申し出があったことを報告。全会で承認し、後任に米盛庄一郎氏が就任した。
 米盛氏は1957年8月生まれの60歳。同支部では94年から理事を務め、今年5月の総会で総務担当の副支部長に就任した。ほか関係団体の要職では、県港湾漁港建設協会長(12年〜)などを務める。
 就任に際し、「今年度から若手の理事も新たに加わり、幅広い世代での連携が求められる。協会のキャピタル支部として、先輩方が築き上げてきた歴史を礎に、精一杯取り組んでいきたい」と抱負を語った。

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