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日刊建設工業新聞
2018/07/09

【鳥取】記録的な大雨に備えて/市町村との連携を確認/県災害警戒本部会議開く

 5日から降り続く大雨を受けて、災害警戒本部会議が6日県庁で開かれ、8日にかけて各部局が市町村と連携して警戒態勢にあたる方針を確認した。
 鳥取地方気象台は6日午後から7日未明にかけて「記録的な大雨になる恐れがある」と説明。8日朝までの総降水量は300_超になることも予想され、「これは7月の1カ月分の降水量に当たる」と土砂災害などへの注意を呼び掛けた。
 県土整備部は6日朝から道路パトを開始して被害状況を確認中。6日午前までの被害状況は、国道53号の智頭トンネル付近(智頭町市瀬)が全面通行止め。県道は加茂用瀬線(鳥取市用瀬町屋住)の土砂流出など7カ所で片側通行と全面通行止めとなった。
 また昨年、土砂が流出した智頭町市瀬の国道53号は、本線への被害はないものの、谷止め工を超えた一部土砂がワイヤーネットにたまった。
 河川は東郷池(松崎)、大路川(吉成)、私都川(下門尾)など8河川で水防警報。鳥取港では2号岸壁前と西浜地区の泊地に大量の漂着ごみが確認された。
 東京出張のためテレビ会議で出席した平井伸治知事は「累計雨量もあり、これからの強い雨に備えてほしい」と各部局長らに指示。広域迂回ルートには国道9号や山陰近畿道も加えるよう検討を促した。

日刊建設工業新聞