県県土整備部都市計画課は、今月4日の一般競争入札で「都市計画見直し方針検討業務委託」をエイト日本技術開発(千葉事務所・千葉市中央区本千葉町10―5)に委託することを決めた。委託金額は予定価格822万円(消費税抜き)に対し730万円(同)。委託工期は2019年3月22日。同業務は15年度の基礎調査、16年度のデータベース入力、昨年度で実施した集計・解析結果などをもとに都市計画の評価を行い、見直しの方向性を検討する。
具体的には、国立社会保障・人口問題研究所等のデータに基づき、▽人口・世帯等の動向▽将来人口フレーム(県の将来人口、市町村別の将来人口、既存の市街化区域の収容可能人口の推計)▽産業フレーム――について検討し、将来フレームを設定。
そのうえで、昨年度に実施した都市計画基礎調査の集計・解析結果から得られた課題や、@県が実施する市町村ヒアリング等による市街化区域の見直し状況A都市計画区域マスタープラン進捗状況B都市計画における広域的課題の検討――を整理し、14年度に策定した「都市計画見直しの基本方針」を検証のうえ、都市計画の見直しの方向性を検討する。
都市計画の見直しでは、15年度で基礎調査、16年度で都市計画データベース(ArcGIS)への結果入力、昨年度で基礎調査結果の集計・解析を実施。
昨年度の集計・解析業務は第一航業(東京都杉並区阿佐谷北3―41―12)が担当。都市計画基礎調査データや各種統計資料に基づき▽調査区の設定▽人口規模▽人口集中地区(DID)▽将来人口▽人口増減▽産業・職業別業者数▽事業所数・従業者数・売上金額▽区域区分等の状況▽土地利用状況▽非可住地▽都市的未利用地▽主要な幹線の断面交通量・混雑度・旅行速度▽自動車流動量▽鉄道の利用状況▽バスの状況――の各項目について集計。
この集計結果や各種統計資料等に基づき、@県の都市に関する状況や都市計画の状況A都市計画マスタープランの進捗状況等を踏まえ、県の人口・産業等の見通しB県の都市計画の状況C県の都市に関する状況の変化D県の都市圏構造の状況D都市計画マスタープランの進捗状況E県の都市計画の課題――などについて解析を行った。