6月県議会の閉会を受けて県土整備部は5日、国補助と交付金を活用する道路事業の「6月補正」38億5300万円を各県土整備事務所と局に追加した。国の事業採択を踏まえ、橋梁補修や橋梁耐震工事を中心に各事業を積み増しして実施する。
今回の予算措置は第3次配分にあたり、配分後総額は164億4800万円となり、18年度当初の実質予算が固まった。
地域高規格道路は国道313号倉吉道路と倉吉関金道路、北条JCTを含め5億1600万円を追加。社会資本整備総合交付金の広域連携(改良系)は、県道岩美停車場河崎線(岩美町)新井工区に1億9200万円を配分し、蒲生川を渡る橋梁の左岸側下部工に着工する。また、主要地方道智頭勝田線(智頭町)西谷工区では、村中橋の上・下部工と新田橋の下部工に1億3100万円、主要地方道津山智頭八東線(智頭町)坂原工区はPC上部工を含めたバイパスの仕上げに8500万円を予算化した。
防災・安全交付金については、橋梁補修の県道泊絹見青谷線(鳥取市青谷町)吉川橋に4900万円を充てるほか、橋梁耐震工事は県道河原郡家線(鳥取市河原町)出合橋に1億9200万円、県道上徳山俣野江府線(江府町)南向橋に1億7500万円を投じる。
また、通学路対策は県道松河原名和線(大山町)松河原2工区に5400万円を追加して計1億0400万円とした。
各県土の配分概要は次の通り。
▽鳥取県土=県道網代港岩美停車場線(田後工区)改良など20カ所に9億5900万円
▽八頭県土=主要地方道智頭勝田線改良など35カ所に3億3100万円
▽中部県土=国道313号倉吉道路など20カ所に10億6600万円
▽米子県土=国道181号岸本バイパスなど97カ所に9億9800万円
▽日野県土=県道上徳山俣野江府線(南向橋)耐震補強など24カ所に4億9600万円
日刊建設工業新聞