三重県信用保証協会(津市桜橋3ノ399)は、老朽化などに対応するため本店ビルの移転新築を計画、現在、用地選定を進めている。構想として、2023年ごろの移転を目標としており、用地が順調に進めば、設計の着手などの作業が見込まれる。
同協会では、4月に発表した「第5次中期事業計画」(18〜20年度)で、業務運営方針の一つとして「本店ビルの整備」を盛り込み、「スペースの不足、老朽化、耐震対策の遅れ、各種のリスクから、本店ビルの移転整備に取り組む」(一部抜粋)ものとした。
既設施設は、鉄筋コンクリート造6階建て延べ2600平方b。敷地は約1400平方b(南側、東側駐車場含む)。1977年に建設。その後、耐震補強工事は実施済み。
新本店の計画は、既設施設と同程度の規模を想定している。建設地は、大規模地震のリスク回避も考慮して、近鉄線の西側で極力、高台で候補地を選定している。
5年以内の移転を目指す場合、施設建設に2年程度を見込むと、用地取得後、19年には設計に着手して、21年ごろからの工事着手が見込まれるが、同協会担当者は「用地次第では計画の見直しもある」としている。なお、移転後の既設施設、用地については売却の選択肢などがあるが未定としている。
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建通新聞社