日本工業経済新聞社(群馬)
2018/07/05
【群馬】前橋市が旧中央小跡地で
前橋市は、旧中央小学校の跡地について、3月末で桃井小学校としての使用が終了したことから、跡地活用について検討を進めている状況。JR前橋駅に近く、市の発展にとって大変重要な場所にあるという認識から、跡地活用については地元要望も踏まえつつ、観光誘客といった観点も含め、将来にわたって発展に貢献できる活用方法を探っていく考え。
表町1丁目にある中央小跡地は前橋駅から西北西に300mと歩いていける距離にあり、集客施設などが立地することで観光客なども含め前橋駅の利用者数の増加にもつながるとみられ、跡地活用は周辺の活性化にも寄与するものと期待が高まる。
なお、近年の前橋駅について1日平均乗車人数はおおむね1万人程度で推移している。16年度は1万353人だった。17年度はJRが公表していないが運行本数の減便による影響も懸念されているところ。17年3月のダイヤ改正では日中の運行本数が見直され、前橋駅〜高崎駅間では1時間あたり3本から2本に減っている。
前橋の中心市街地活性化には、駅利用者の増加は不可欠と考えられ、旧中央小の跡地活用で人を呼び込み周辺への波及効果が期待される。