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建通新聞社(東京)
2018/07/05

【東京】青梅市 基本設計案まとまる 市立総合病院

 青梅市立総合病院は、新病院建設基本設計案を公表した。同事業は老朽化が進む西棟、東棟、南棟を新南棟1棟に集約して建て替えるもの。整備方針として救命救急センターのさらなる強化、高度急性期医療・高度専門医療の強化・拡充、災害に強い病院づくりなどを掲げている。また、環境にも配慮して多摩産材を使用した受け付けカウンターなどを設置するほか屋上庭園も整備する。
 新南棟の規模は鉄骨一部鉄骨鉄筋コンクリート造(免震構造)地下1階地上8階(塔屋階2階)建て延べ約3万1800平方b。病床数は501床。
 1階には総合受け付け、救命救急センター、小児科の他、講堂やメディアコーナー、カフェ・コンビニを設け、同病院の新たな顔として整備する。2階は外来部門を中心に生理検査や採血・採尿検査を隣接させて患者の利便性向上を図る。3階は手術室、心臓カテーテル室、救命救急センターなど院内ICUを集約配置した高度急性期フロアを整備する。病棟フロアは4〜8階に整備。多摩の豊かな眺望を最大限に取り込んだ1フロア2看護の病棟計画にしている。
 現時点での事業スケジュールは2018年8月から実施設計に着手、19年11月に着工、23年5月の新南棟開院を目指す。工事費の総額は189億6200万円を見込んでいる。所在地は青梅市東青梅4ノ16ノ5の敷地2万2734平方b。基本設計は内藤建築事務所(中央区)が担当。

提供:建通新聞社