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日本工業経済新聞社(茨城)
2018/07/04

【茨城】北茨城市が実施計画/新規で屋外スポーツ施設

 北茨城市は2018〜19年度の実施計画を公表した。18年度の全体事業費は77億3101万8000円。建設関係の主な事業のうち、新規事業として多目的屋外スポーツ施設整備事業、市庁舎空調・電気設備改修等事業、道路改良事業(市道1112号線石岡小線)などに着手する。継続事業の学校建設事業では磯原中学校新築へ向けた設計のプローザルを公募。華川浄水場更新事業や橋梁長寿命化修繕事業、北町関本中線改良事業、津波避難道路整備事業などにも引き続き取り組む。(○〜○面に建設関連事業一覧)
 実施計画の基本目標は◇協働でつくる希望あふれるまち(市民参画・行財政運営)◇いのち輝くぬくもりのあるまち(健康・医療・福祉)◇文化が香るはつらつ学びのまち(教育・文化)◇暮らしに安心幸せを感じるまち(都市基盤)◇人と自然が元気な潤いのあるまち(自然環境・生活環境)◇未来を支える個性と活力のまち(地域産業の振興)―。
 本年度からの新規事業を見ると、まず多目的屋外スポーツ施設整備事業に2億7000万円を投入。磯原地区公園の既存テニスコートを雨天時に利用できる多目的屋外スポーツ施設として整備するもの。現在は設計を佐藤建築研究室(北茨城市)が進めている。工事は秋以降に発注。
 市庁舎空調・電気設備等改修事業は建設から30年が経過して老朽化が見られる空調設備や電気設備について現況を整理。省エネルギーやランニングコストも視野に入れた市庁舎更新の基本方針を策定し、改修工事の基本設計および実施設計をまとめる。このほど業務を且ト建築設計事務所(水戸市)に委託した。
 市道1112号線石岡小線では安全確保と交通利便性向上を図るため改良工事を実施。全体延長は400mで、事業期間は20年度まで。
 継続事業の主なものとして、学校建設事業では老朽化が進んだ校舎などの整備を推進。6月には磯原中学校新築に向けた設計業務の公募型プロポーザルを公告。8月下旬に審査結果を公表予定だ。建設工事は19年度から着手する。
 華川浄水場更新事業は既存浄水場が築後50年近く経過していることから、近隣の市有地約7000uに場所を移し新設する。本年度は管理棟や排水処理施設(濃縮槽、排水池)の建設に着手。建屋関係の工事は本年度で発注が終わる予定だ。総事業費は47億8370万5000円。
 橋梁長寿命化修繕事業は市が管理する橋長15m以上の47橋を対象として、計画に基づいた修繕を順次実施する。事業期間は76年度までを予定し、総事業費は28億3000万円を試算。本年度は落合橋や大北川橋、上小津田橋の修繕を計画している。
 北町関本中線改良事業はJR常磐線大津港駅から国道6号を結ぶ県道平潟港線と、県道塙大津港線を結ぶ道路を整備するもので、総事業費は24億8982万3000円を投じる。全体延長は1350mで幅員が15m。計画期間は20年度まで。
 津波避難道路整備事業は沿岸地域住民や観光客などの来訪者が安全で速やかな避難行動ができるように整備を進めるもので、車道および歩道の新設や改修を行う。計画期間は19年度までで、総事業費は12億5756万9000円。