富山大学都市・交通デザイン学科協力会の総会が2日、ホテルグランテラス富山で開かれ、今年度の事業方針を決めた。
協力会は、4月に都市デザイン学部都市・交通デザイン学科が新設されたことを受け、研究交流を通じて産学協働による知的資源の創造、地域経済の活性化に寄与することを目的に設立。総会には会員や大学関係者ら約80人が出席。冒頭、富山大学同窓会連合会顧問の中尾哲雄会長が「学生が勉強、研究し、立派になっていただくこともさることながら、会員が集まりを通じて勉強、啓発を行い、地域に貢献していきたい」とあいさつし、中川大富山大学副学長が「学生が社会に出て、密接に関わりながら活躍することを期待しており、企業と強く連携していきたい。新しい学科として会の協力を得ながら、県全体の地域に対して貢献していく」と述べた。
議事では、事業計画・収支予算、規約を承認し、新役員として監事に鷲北慎一北建コンサル社長を選任した。学科の教員や研究内容の紹介も行われた。事業計画によると、▽建設施工▽地盤防災▽測量設計▽企画―の委員会を設け、都市・交通デザイン技術に関する現地見学会・勉強会、奨学寄付金による教育研究支援、講義への協力(講師派遣)、学科情報の発信などに取り組む。
最後に協力会副会長の竹内茂県建設業協会長が閉会あいさつし、締めくくった。