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日本工業経済新聞社(群馬)
2018/07/03

【群馬】18年度1回目の群馬県生コンクリート品質管理監査会議を開催

2018年度の第1回群馬県生コンクリート品質管理監査会議(議長・宮澤伸吾足利大学教授)が6月27日、ラシーネ新前橋で開催された。建設産業に不可欠な生コンクリートの品質管理の透明性や公正性を確保するため毎年行われているもので、学識経験者や国土交通省、群馬県、群馬県建設技術センター、東日本高速道路、群馬県建設業協会と生産者側の群馬県生コンクリート工業組合で構成されている。議事では本年度の全国統一品質管理監査の進め方や改正点及び判断基準の確認、全国会議の規定改正に伴う本県会議の規定の一部改正、前年度合格工場に対する査察の内容などを審議し承認した。
冒頭、生産者側を代表し工業組合の木康夫理事長が「今年度は、委員の方々の定期の改選となり、会議の開催に当たり、産官学のそれぞれの立場で委員に就任頂きましたことに、改めて感謝申し上げる。生コン業界としては、労働安全衛生法関連法の一部改正に伴い生コンクリートの化学物質等の名称等の通知(安全データシート(SDS)の交付)が義務となり、18年7月1日からの施行に向けて各工場で対応を進めているところである。品質管理監査は工業組合の最重要項目と言える。円滑に推進できるように正副議長、特別委員の方々に、ご指導・ご協力を賜りたい」とあいさつ。宮澤議長は「構造物の基礎資材である生コンクリートは社会基盤を支える基幹材料であり、新しい技術を取り入れて発展してきている。その基盤となる品質確保に向けて本会議の取組みが重要である」と述べた。
新任委員の紹介や全国会議の主催する説明会への監査総括責任者の受講報告が行われ、審議へ移行。本年度の優良工場選定の判定基準では調査事項の達成度を70点以上と定めたほか、監査や査察などの日程を盛り込んだ年間計画案を承認した。