福井労働局は2日、18年度全国安全週間(7月1〜7日)にちなみ安全衛生成績が極めて高く他の模範と認められる2事業場や1団体、2個人を局長表彰として称えた。
福井市宝永3丁目の県国際交流会館で。
表彰式では嶋田悦郎局長から各受賞者代表に表彰状を手渡し、安全衛生水準の向上発展に多大な貢献をした功績を賞賛。事業場の奨励賞に輝く安積濾紙福井工場(福井市石橋町)は化学物質のリスクアセスメントで法改正後に自社の取り組み事例を積極的に提供。また進工業小浜工場(小浜市野代)は危険作業における危険性や有害性の調査が低減措置実施まで確認する徹底ぶり。
団体賞の福井港海岸(福井地区)工事安全対策協議会は各工事の作業間の連絡調整を行い、パトロールで見つけ出した現場に潜む危険を団体内で共有した。
個人の安全衛生推進賞に輝く乾滋氏は奥越地域産業保健センターのコーディネーターとして22年間尽力。高嶋征雄氏は日本ボイラ協会福井支部の事務局長を10年間務め、ボイラーと圧力容器の安全管理活動を支えた。
嶋田局長は、各受賞者の安全衛生活動の日々の積み重ねに心から敬意と感謝を表し「県民の安全衛生意識いっそうの高揚や職場の安全と健康の確保を図っていきたい。引き続き他の模範として活躍を」などと述べ、人命尊重の基本理念に基づく全国安全週間の意義も強調。来賓を代表し坂川進建設業労働災害防止協会福井県支部長が祝辞し、受賞者謝辞は安積濾紙の安積覚社長が述べ一層の精進を誓った。
受賞者名
■福井労働局長 奨励賞
安積濾紙 福井工場
進工業 小浜工場
■福井労働局長 団体賞
福井港海岸(福井地区)工事安全対策協議会
■福井労働局長 安全衛生推進賞
乾滋 奥越地域産業保健センター前コーディネーター
高嶋征雄 一般社団法人日本ボイラ協会福井支部前事務局長