愛媛県は、農林水産研究所温室新築などを9月に建築・電気設備・機械設備の3分離で発注する。
また建築はフッ素フィルム温室3棟新築と世代短縮温室改修を分割する。
フッ素フィルム温室新築は、既存のガラス温室を環境制御(温度、湿度、炭酸ガス濃度、日長、土壌水分など)可能な建物に建て替えるもので、温室を覆う素材として長期耐候性があるフッ素フィルムを採用する。規模は鉄骨造平屋200平方bを3棟新築。
世代短縮温室は水稲新品種の開発促進を図るため、既存施設の一部を解体撤去し建て替えるもの。規模は鉄骨造平屋211平方bのうち、153平方bを撤去し、同規模の施設を新設する。他、種子保管庫改修として鉄骨造地下1階地上平屋建て延べ785平方bのうち67平方bの内装・建具改修と空調設備更新を行う。
設計は鳳建築設計事務所(松山市)が7月20日までの期間で進めている。
事業は、新品種の開発や先導的な栽培管理技術を開発し、農林水産研究所の設備機能を強化するため、2017年度2月補正で事業費3億9800万円を予算化している。
場所は松山市上難波甲311。
提供:建通新聞社