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北陸工業新聞社
2018/06/28

【新潟】県民最優先の県政実現へ/花角知事が所信表明で決意/県議会6月定例会 

 新潟県議会6月定例会が27日開会し、花角英世知事が就任後初めての議会に臨み、所信表明を行うとともに、提案理由説明、一般会計補正予算案など15議案を上程した。
 冒頭、花角知事は10日の知事選に触れ「県民の信託を得て、使命と責任の重さを痛感し、改めて身の引き締まる思い」と振り返ったうえで、「米山前知事の突然の辞任は県民に大きな失望と県政への不信をもたらしたことから、まずは県政の信頼回復と安定を実現していきたい。そのためにも県政の課題の一つひとつに着実に取り組むとともに、県民の方々との対話をしっかりと行い、県民最優先の県政を実現する」と力を込めた。
 また、社会資本整備については、「長寿命化に向けた計画的かつ効率的な維持管理や補修、更新を行い、安全・安心に暮らすために必要となる整備を進める」と語ったほか、「本県のさらなる拠点性の向上に向け、道路、港湾、空港、新幹線を有機的につなげ、一大拠点となり得る効率的な交通ネットワークの確立を目指し、北陸・上越の両新幹線の連結に向けて取り組むとともに、日本海側を横断し、上中下越を一体的に結ぶ羽越新幹線の整備促進に向けた取組も進める」と述べた。
 6月議会は28日の代表質問から論戦に入る。一般会計は総額8億5878万2000円を追加し、同累計額は1兆2410億8328万5000円。

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