【横浜】横浜市西区で計画されている「(仮称)横濱ゲートタワープロジェクト」の事業概要が明らかになった。地下1階地上21階建て塔屋1階で、オフィスや商業機能、にぎわい施設などを併設した総延べ床面積約8万6000平方bの超高層複合ビルを建設する。鹿島の設計・施工で2019年春に本体工事を開始し、21年秋の完成を目指す。横浜市役所などで縦覧の始まった環境影響評価計画段階配慮書に明示した。
計画区域は、みなとみらい21中央地区58街区(西区高島1ノ2ノ50他)の敷地面積約9310平方b。
計画では、敷地北側の市道高島台241号線(とちのき通り)に面し、地下1階地上21階建て高さ約114bの超高層ビルを建設する。
地下に駐車場を配置し、1〜2階の低層部は飲食物販店舗、オフィスサポート施設、エントランスとする。3〜4階には会議室やクリニック、保育所を設置。5〜21階をオフィス、インキュベートオフィスといった業務フロアに充てる。併せて、南側には、プラネタリウムなどで構成するにぎわい施設(3階建て、高さ15b)を設ける。
敷地南西にある「高島二丁目歩道橋」と、建設するにぎわい施設と2階レベルで接続することで歩行者動線を確保するとともに、地上ではみなとみらい線「新高島駅」を中心に隣接街区を結ぶ計画だ。
同事業を巡っては、横浜市が同58街区の開発事業者を公募した結果、17年10月に鹿島(東京都港区)を代表企業、住友生命保険(大阪市中央区)と三井住友海上火災保険(東京都千代田区)を構成企業とするグループを事業者に選定した。
提供:建通新聞社