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秋田建設工業新聞社
2018/06/27

【秋田】能代港遮水工は107.9億円で五洋JV/能代港第2灰捨護岸建設

 県港湾空港課は、能代港第2灰捨護岸建設で、全国で初となる5層一体型の底面遮水工を実施するため、107億9,784万円で五洋・中田・大森・三和・伊藤栄特定建設工事JVと工事請負契約を締結する議案を、県議会第1回定例会6月議会に上程した。工事はWTO案件として4月23日に開札されたもので、工期は平成33年3月1日。
 事業は能代火力発電所から発生する石炭灰の埋め立て処分において、既存の第1処分場が32年度で満杯となるため、同処分場隣接に第2灰捨場を建設するもので、33年度からの使用開始を目指している。増設する処分場は埋め立て面積約24ha、処分面積約20ha、処分容量約2,430,000㎥の規模。
 一般廃棄物最終処分場には遮断型、安定型、管理型の各種類があり、整備中の処分場は遮水性を確保しながら有害物質が海へ漏れないようにするため、浸出液処理施設や2重の遮水層の設置が必要な管理型を採用している。
 今回、発注する遮水工は、2層の遮水シートと3層の保護層からなる5層一体型のもので、海底面に5層一体型を施工するのは全国で初。施工延長は719.6mで、188,857uの下地処理工、206,100uの遮水シート敷設工、929㎥のアスファルトマスチック工、329㎥の遮水壁中詰アスファルトマスチック工を33年3月1日の予定工期(後片付け含む)で施工する。

提供:秋田建設工業新聞社