日本パーツセンター(金沢市湊3丁目12―3、中田誠一郎代表取締役社長)は、能美市粟生団地内の同社「寺井工場」の増設を決めた。
中田社長は26日、県庁で行われた寄附受納及び感謝状贈呈式後、谷本正憲知事との懇談の中で、寺井工場増設計画の概要を明らかにした。
計画によると、建設規模はS造平屋建てで、床面積約5000平方メートル。既存寺井工場(同市粟生町西700番)の敷地内で増設する。中田社長は「新工場は親父の夢だった。私が継いで建設を進めていく」と語り、高齢化や人手不足を見据え、各種有孔折板などの熔接自動化設備の導入や、新製品開発の強化にも意欲を示した。
設計・施工はトーケンが担う。現在、設計作業を進めており、10月1日に地鎮祭を執り行う。19年5月頃の完成、供用を予定している。
日本パーツセンターは防風・防砂・防塵・防雪・防波柵、各種フェンス等防護施設の製造、販売、施工などを手掛けている。なお、寺井工場は2003(平成15)年4月に開設された。
地域の安全に役立てて/中田社長、LED照明灯寄附/知事が感謝状
日本パーツセンターの中田誠一郎代表取締役社長は26日、地域社会の安全安心な環境づくりに役立ててほしいとの趣旨で、県に対して「ソーラー付きLED照明灯2基」(200万円相当)の寄附を申し出た。
寄附受納は県庁知事室で行われ、中田社長が寄附目録を谷本知事に手渡した。知事は感謝状を贈るとともに、「寄附を頂いた照明灯は有効に活用させていただく」などとお礼を述べた。中田社長は「毎年、寄附を続けていく」と語った。
今回、寄附を受けた照明灯2基(高さ3・9メートル)については、これまでに犀川緑地法島地区の園路と、若宮大橋下流側(犀川右岸)の遊歩道に設置された。
なお、同社はこれまでにも県の産業振興に対する寄附も行っている。