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建通新聞社
2018/06/27

【大阪】NEXCO西日本・酒井和広社長 就任会見

NEXCO西日本は6月26日、第13回定時株主総会を開き、酒井和広氏の社長就任を正式に決定した。就任に当たり、大阪市内で記者会見した酒井社長は、「未来に向けた技術革新と新たな価値の創造に努めていく」などと抱負を述べた。
 今後の課題については、道路公団の民営化の目的でもある▽有利子負債の確実な返済▽早期かつ極力少ない国民負担による整備▽民間のノウハウの発揮による多様なサービスの提供―の3点を挙げ、「新名神高速道路など着実に成果は上がっている」と認識。「今後とも民営化の目的をさらに前進させ、実効あるものにするために、未来に向けた技術革新と新たな価値の創造に注力していく」とした。
 この他「高速道路のつながっていない区間、いわゆる『ミッシングリンク』の整備や4車線化事業、スマートインターチェンジ事業などによりネットワークのさらなる強化を図っていく」「老朽化した高速道路のリニューアル事業や地域に愛されるパーキングエリアづくりなどを通じて高速道路を将来の世代へしっかりと引き継いでいく」「安全、安心を最優先に、高速道路の価値を最大化し、地域発展に寄与していく」などと話した。
略歴 1974年に日本道路公団入社。2005年NEXCO西日本執行役員経営企画本部長、12年代表取締役専務執行役員、建設事業本部長、16年代表取締役副社長執行役員を経て、18年6月から現職。1949年12月9日生まれ、68歳。