岡山市は、2019年度に千種認定こども園園舎改築工事を計画、当初予算で予算承認が得られた後、同年度第1四半期に総合評価方式で建築、電気、機械の3分離で入札を執行する予定。9月議会で契約議決の承認を受け、10月に解体工事から着手する。工期は約15カ月。設計は事務手続き中で、順調なら7月早々にも委託先を決める。
想定規模は鉄骨造2階建て延べ1465平方b。0〜5歳児までの保育室計9室、多目的室、遊戯室、職員室、調理室などを配置する。
電気設備は耐震対策の他、環境負荷軽減対策としてLED照明器具・トップランナー型変圧器、新エネルギーとして太陽光発電設備。
機械設備はできるだけシンプルで保守管理が容易な計画とし、保全関係経費も併せ経済性を考慮する方針。
また、既存の樹木を可能な限り保全するとともにシンボルツリーを植栽し接続部は開放感のある緑化、外周を囲む場合は極力生け垣などを用いて積極的な緑化に努める。
東区瀬戸町鍛冶屋178ノ1の敷地約3900平方bにある同こども園は、旧万富保育園と旧千種幼稚園を統合して、17年4月に開園した。園舎は旧万富保育園を活用して運営しているが、同園舎が75年3月築で築後43年を経過していることや専用の遊戯室がないなどの理由から、旧千種幼稚園の敷地に新園舎を整備する。同地は市街化調整区域で、建ぺい率・容積率は60/100。
「提供:建通新聞社」