愛媛県は、窯業技術センター移転新築に伴う建築を近く発注するとともに、電気設備と衛生設備を7月に発注する。
新施設規模は本館が鉄筋コンクリート造2階建て延べ779平方b、工房が鉄骨造平屋640平方b。内外装とも木質化が図られる。設計は堀建築研究所(西予市)が担当した。
整備事業費は当初予算に2億7442万円を計上するとともに、債務負担行為限度額3億4667万円を設定し、計6億2109万円を計上している。工期は8月から2019年5月の2カ年で、19年夏に開所させる。
移転場所は砥部町大南の砥部焼伝統産業会館第2駐車場(町有地)、敷地面積は4738平方b。現敷地2056平方bから2倍以上の広さとなる。
新施設の設備は、研究開発機能としては原料粉砕室、坏土作成室、成形室、焼成室、絵付け・施釉室、加工室。分析機能では瓦試験室(新設)、分析室、化学試験室。技術支援機能では技術相談室(新設)、恒温室(新設)、物性試験室、X線分析室。情報収集・提供機能では釉薬資料室(新設)、情報図書室(新設)。
既存施設は新施設完成後に解体され、その解体設計も堀建築研究所が担当した。既存施設は本館がコンクリートブロック造2階建て延べ222平方b、工場が鉄骨造平屋385平方b、試験室が鉄骨造平屋50平方b、開放試験室が鉄骨造平屋80平方b。場所は砥部町五本松2。
提供:建通新聞社