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建通新聞社四国
2018/06/26

【愛媛】愛媛県 7月から入札制度の一部改正

 愛媛県は、入札制度の一部改正で7月から「災害復旧工事の入札方式の見直し」と「総合評価方式の配置技術者で現場代理人の経験を評価」=表=の2点を改正するとともに、「週休2日確保工事」を導入する。
 災害復旧工事の入札方式の見直しでは、緊急度が極めて高い本復旧工事で随意契約を可能とする他、出水期や降雪期など一定の期間までに完了させる必要がある場合、設計金額1億円未満の工事について「指名競争入札」で実施、また設計金額1億円以上の工事で採用されている総合評価の「施工計画型」を「実績確認型」で実施することにより、入札・契約に係る期間を短縮する。
 現場代理人の経験を評価では、総合評価の配置技術者の評価項目として主任(監理)技術者としての従事経験を評価・加点していたが、若手技術者が新たに従事経験を得ることが難しくなっており、技術者の固定化や将来的な技術者不足が懸念される。このことから主任(監理)技術者の従事経験に加えて、現場代理人の従事経験も評価する方式に変更し、落札・契約できれば主任(監理)技術者としての従事経験を得ることができる。
 週休2日確保工事は、現場の週休2日に向けた取り組みで、当面は「工期に余裕期間を設定する工事」を対象とし、受注者の希望で実施する。取り組みにより増加した必要経費の労務費、機械経費(賃料)、諸経費(共通仮設費、現場管理費)は追加補正される他、週休2日を達成した工事は、工事成績評定で加点評価される。

提供:建通新聞社