高知県とJAグループ、食肉事業組合は、新たな食肉センター整備に向け、7月中に整備推進協議会を設立する。今後は、同協議会が地質調査を外注し、並行して詳細な運営シミュレーションを検討、10〜11月に基本設計を外注する。2019年度には、協議会メンバーの出資により7月ごろ新会社を設立し、新会社が実施設計を外注、20年度に建設工事を発注する。21年度中に完成させ、22年4月の稼働開始を目指す。
これまでに整備検討会でまとめた基本方針によると、高知市海老ノ丸にある現施設を稼働させながら、同敷地の空き地に新施設を建設。1日当たり牛33頭を処理できる「と畜」に加え、「セリ」「部分肉加工」「卸売り」まで行うことで、利益を拡大させる考え。
7月に設立する推進協議会は、事務所を全国農業協同組合連合会(JA全農)高知県本部の農畜産部畜産課に置く。基本設計に向けては、プロポーザルも視野に入れ外注方法を検討、今後協議会の中で決める。基本設計で、施設の大まかな規模や概算工事費を算出し、実施設計、建設工事につなげていく。
提供:建通新聞社