国土交通省徳島河川国道事務所は、2018年度の河川関係事業(維持修繕除く)に25億5100万円(前年度32億4940万円)を投じて河川改修事業や河川工作物関連応急対策事業、環境整備事業を進める。このうち河川工作物関連応急対策事業、環境整備事業にはそれぞれ1億2200万円(同3億6600万円)、1億0800万円(同7000万円)を投じて、加茂第一箇所の高水敷や管理道の整備、明連川樋門で開閉装置更新などを推進する計画だ。
この他事務所としての事業費は示されていないが、河川維持修繕事業として、吉野川市川島町川島地区で土砂掘削と樹木伐採、徳島市北田宮地区(吉野川右岸)で護岸補修などを実施することにしている。
徳島河川国道事務所管内の18年度河川関連主要事業のうち、河川工作物関連応急対策事業、河川維持修繕事業の各概要は次の通り(@全体計画A18年度事業内容B備考)。
◇吉野川河川工作物関連応急対策事業
▽明連川樋門自重降下機能追加(美馬市穴吹町明連地先)@ワイヤーロープウインチ式開閉装置からラック式開閉装置へ更新Aワイヤーロープウインチ式開閉装置をラック式開閉装置に更新し、自重降下機能を追加B18年度事業費1億0700万円
◇吉野川総合水系環境整備事業
▽三庄地区(東みよし町中庄地先)@管理道整備3200b、階段5カ所、坂路2カ所、スロープ2カ所、根固200b、高水敷整備15f(15年度〜)A高水敷整備4f、坂路工1カ所、管理道工1・6`B18年度事業費1億2200万円(工事所費等を除く)
◇吉野川維持修繕事業
▽河川維持修繕事業(河道掘削・置土)(吉野川市川島町川島地区他)@河道掘削・置土などA川島地区(土砂掘削)、中島地区(護岸補修)、宮島樋門(堆積カキ殻撤去)B川島地区では本年度に麻名用水取水口周辺で土砂掘削約2500立方bと樹木伐採約2200平方b、川島橋周辺で土砂掘削約6000立方bと樹木伐採約3700平方bを実施
▽維持修繕(護岸補修)(徳島市北田宮2丁目地先)@出水により低水護岸が損傷し天端が洗掘されたため、低水護岸補修150bを施すA護岸補修150b
提供:建通新聞社