北陸地方整備局新潟国道事務所は22日、「白根バイパス6−1工区改良その13工事」が行われている新潟市南区で現場見学会を開催した。
参加者は、同事務所の担当者からICT施工の概要について説明を受け、ICT建機による施工の様子を見学していた。この日の現場は、ICT活用(施工者希望1型)の対象工事で小柳建設が施工を担当。同社は、コマツカスタマーサポートの提案する「スマートコンストラクション」を全面的に導入し、現場の生産性向上に努めている。「スマートコンストラクション」は、国土交通省が推進する「アイ・コンストラクション」に準拠するICT技術で、3次元データを活用した施工管理が特長。
現場を担当する小柳建設の田中利栄現場所長は、「まず効率的。補助要員が重機に近寄らなくても作業を進めることができ、安全面でも優れている」と語った。
コマツカスタマーサポートは16年、江南区に「コマツIoTセンタ北陸」、18年には石川県小松市に「ICT建機デモセンタ粟津」を開設。定期的に各種セミナーを開催し、スマートコンストラクションの普及に注力している。