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北陸工業新聞社
2018/06/25

【福井】河道掘削で可能性議論/福井CIM勉強会具体化探る/第2回 

 全国に先駆けて建設業の3次元データの活用策を探る2回目の「福井CIM勉強会」が21日開かれ、具体化に向け積極的な意見や提案が出された。福井河川国道事務所で。
 この研究会は公共と民間の双方で3次元データの共有と活用を図るねらいで設立され、今回から新委員に道端健太氏(道端組常務)が県建設業協協会の赤澤氏と交代して参加した。議事では福井県測量設計業協会の上杉桂一委員が3D機器とソフトウェアの調査結果を。また福井コンピュータの小田哲也部長が中部縦貫道と工事用道路における3次元設計データの検証を報告。福井河川国道事務所からは3次元設計の対象工事として九頭竜川上合月地区河道掘削工事を取り上げ、様々に可能性を探った。工学識者の小林一郎熊本大学特任教授は「3次元設計に基づく実際の工事を、小規模でもいいから早期に実現を」と力説し、本省や全国にも先例のない画期的な新技術と期待した。

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