日本工業経済新聞社(茨城)
2018/06/22
【茨城】ヤマダイが坂東IC工業団地に新工場/総事業費18億円投入
食料品製造(即席麺、乾麺など)を手掛けるヤマダイ梶i八千代町平塚4828、大久保慶一代表取締役社長)が坂東市の坂東インター工業団地に新工場を建設する。新工場は段階的に整備する方針で、1〜3期程度に分けて建設する計画。2020年4月ごろにも1期工事に着手する見通しで、21年の完了を目指していく。その後2期以降の工事を順次進めていきたい考え。総事業費は土地取得費を含め約18億円を見込む。
同社は原材料の確保を図るため、新工場の建設を計画。建設予定地は坂東インター工業団地中央の18号画地(A2万2・2u)。今月21日には坂東市と分譲契約を締結した。土地取得額は3億5600万円。
新工場は八千代町の本社工場を稼動する上で、補完的な機能を持たせるとして、本社工場で使用する前段階の原材料の確保や加工などを担う予定。規模は3期合計で2000坪程度を想定している。
大久保社長は圏央道によるアクセス性などを踏まえ「将来への投資として一番良い場所」と期待し、「経済の成長に伴い、従来のように海外などから安価に食品の原材料を確保するのが難しくなっている。良い原材料を確保していくため、坂東では原材料を確保・加工する新工場の整備を考えている」と話した。
なお、同社は現在生産体制の強化として、本社工場の増築工事を進めている。増築規模はSRC造2階建て、延べ1万350u。施工は鰹ャ薬建設(筑西市)、設計は轄。川建築設計事務所(東京都豊島区)がそれぞれ担当。完成は2019年5月を予定。投資額は約22億円を見込む。