三田三・四丁目地区第1種市街再開発事業が動き出す。約4fの事業区域に、42階建ての建物を中心とした4棟、延べ床面積22万5000平方bの再開発施設を新築する計画。東京都が6月22日に市街地再開発組合の設立を認可することから、同組合では今後、権利変換計画の作成を進め、2019年1月に同計画の認可を得て同年2月に既存施設の解体に着手する。その後、再開発施設の建設を始め、23年10月の完成を目指す。
同事業では、港区三田3、4丁目地内の約4fを大きく三つの街区に区分。区域中心のT街区に鉄骨一部鉄骨鉄筋コンクリート造地下3階地上42階建て延べ19万6744平方bの「複合棟1」、区域東側のU街区に鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上6階建て延べ7214平方bの「複合棟2」、区域西側のV街区に鉄筋コンクリート造地下1階地上9階建て延べ2万1049平方bの「住宅棟1」と同造地下2階地上4階建て延べ570平方bの「住宅棟2」を建設する。
併せて公共施設として幹線街路放射第19号線・第21号線、補助線街路第14号線、公園2カ所などを配置する。総事業費は約1620億円。事業協力者として住友不動産と大林組が参画している。
同組合では現在、再開発ビルの建築や既存建物の解体、保留床の処分責任を担う特定業務代行者の募集手続きを進めており、8月に特定する予定。
提供:建通新聞社