県建設業協会の山根敏樹会長が19日、県庁に山内政己県土整備部長を表敬訪問し、働き方改革に向けて官民一体で取り組む認識で一致した。
山根会長は建協の服部啓史事務局長を伴って県土整備部長室を訪問。山内部長と谷和敏、草野愼一両次長らと対面した。
山内部長はICT土工や週休2日モデル工事の試行に協力を要請。山根会長は「やらないと業界に若い人が入ってこない」と危機感を示して同調。その上で「製造業に比べて賃金水準や労働時間に格差があり、少しでも縮めていきたい」と、待遇改善に力を込めた。
また、山根会長は「地方の建設業は公共事業に依存する部分が大きい」と指摘。一般管理費を底上げするような仕組みを求め、鳥取西道路の開通を控えた仕事量の減少にも懸念を示した。
これに対し、山内部長は「歩掛かりは全国的なこともある。お互いに調整しながら前向きに取り組んでいきたい」と応じた。
日刊建設工業新聞