県内建設現場でのICT活用研修などを実施し、人材育成や建設産業の振興などを図るICT東北推進協議会(村岡淑郎会長)は11日、「i−Academy恋地」でモデル研修会を開催、県内建設企業の技術者約20人などが参加した。
モデル研修会は、11日から13日、13日から15日の2回に分けて開催されるもので、第1回モデル研修会の1日目となる11日の研修会では、午前中にBABAME BASE(旧馬場目小学校)で開講式を行った後、座学を開催。午後は恋地スキー場でドローンやレーザースキャナーについて説明したほか、研修で使用するICT重機のデモンストレーションを行った。
デモンストレーションでは、実際に施工する様子を実演した後、重機の機能について説明。重機内に読み込んだ設計データを基にした半自動での施工、GPSで自身の位置を把握する機能、作業範囲の制限機能や土を積む際の自動計量機能など、最新の設備を紹介した。
研修会は本日12日と明日13日にも実施し、12日は恋地スキー場でレーザースキャナー実習、13日は同地でICT重機の実習を行う予定。
なお、同協議会では今後、モデル研修会の結果をもとに日程、教材・重機、人員輸送体制など検証を重ね、一般公募研修を8月、9月、10月に1回ずつ開催する予定。
提供:秋田建設工業新聞社