建通新聞社
2018/06/20
【大阪】大阪モノレール堺延伸 調査検討へ
堺市、八尾市、松原市の3市が大阪府などに要望している大阪モノレールの堺方面への延伸計画について、堺市は実現に向けた調査検討に着手する。調査対象区間は、府が事業着手した門真市駅〜(仮称)瓜生堂駅間から南下し、南海本線堺駅に至る延長約22`。総事業費は約2000億円を見込む。
想定ルートでは、瓜生堂駅から大阪中央環状線上を南下し、美原北インターチェンジを西進、三国ケ丘駅を通って南海本線堺駅に結着する。新設駅数などは未定だが、既設鉄道路線との結節部分は7カ所になる見込み。
市では今後、2019年度ごろに開催が見込まれる近畿地方交通審議会で、路線の位置付けなど、計画上の位置付けが明確となるよう、府など関係機関と連携しながら詳細を詰めていく考えだ。同市の担当者は「初めての調査検討となる。具体的なスケジュールは全くの未定」としている。
今回の調査検討支援業務は、公募型プロポーザルで公告済み。参加申請を6月25日、企画提案書を7月10日まで受け付けている。プレゼンテーション審査を7月18日に実施し、翌19日に審査結果を通知する予定だ。
業務内容は、▽路線の意義・必要性の検討支援▽路線の整備効果の検討支援▽沿線まちづくりの検討支援―など。契約期間は19年3月29日まで。提案上限金額は723万6000円(税込み)。