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　県土整備部は、佐治川ダム管理用制御処理設備（ダムコン）工事と水貫川排水機場詳細設計業務―の大型工事と業務２件の設計図書を19日までに大方固めた。月末までにそれぞれ調達公告する。
　鳥取市佐治町尾際の佐治川ダムは１９９９年に管理棟内のダムコンを更新して以来、老朽化が進行しており、演算処理などのコンピューター装置を県外メーカー向けに発注する。
　発注工種は「電気通信工事」。過去の同種工事実績を求め、制限付き一般競争入札として入札する。工事費は開会中の６月定例会で追加予算を手当てして２億円超。工期は年度末。
　米子市皆生の水貫川下流部の内水対策では、皆生樋門付近に排水ポンプの増設に伴い、ポンプ室と排水機場、吐き出し樋門の詳細設計を実施する。
　計画では96年、救急内水対策で国が設置した排水処理量毎秒２�dの排水機に加え、県が下流側に同10�dのポンプを増設する。
　実施設計は同種業務実績がある県内外の「土木関係建設コン」が対象。制限付き一般競争として入札する。請負対象設計委託費９０００万円級。年度末までに詳細設計をまとめ、来年度から用地買収と一部工事に着手する。
　ダムコンと排水機場設計の両件について、同部は「７月中旬までに入札したい」（河川課）と説明しており、今後資格審査会で公募条件を決めて月末までに公告する。

日刊建設工業新聞