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建通新聞社(静岡)
2018/06/20

【静岡】静岡県湖西市 環境センター再開へPFI検討着手

 湖西市は、稼働を休止している湖西市環境センター(吉美3294ノ47)の可燃ごみ焼却施設=写真=を改修し、同施設での焼却処理を再開するため、PFI方式導入の可能性検討や施設の長寿命化総合計画策定を日本環境衛生センター(川崎市川崎区)に委託した。納期は2019年3月10日を予定している。
 今回の業務で事業スキームなどを固めていくとともに、20年度にかけて国庫補助申請の手続きや事業者募集を進める方針。設計と工事などは21〜23年度に行い、24年2月の再開を目指す。
 現在、可燃ごみの焼却処理は24年1月まで浜松市に委託しているが、改修・運営にかかる費用と浜松市への委託費用との比較、災害時の廃棄物処理などを想定し、自前施設での再開を決めた。
 改修の対象となる可燃ごみ焼却施設は環境センター内の南側にあり、炉形式は全連続燃焼式焼却炉(流動床式)、処理能力は1日当たり60d(2系列)、排水処理はクローズド方式。荏原製作所(東京都大田区)が設計・施工を担当した。
 同施設は旧浜名郡雄踏町・舞阪町などの可燃ごみ焼却処理を担っていたが、2町の浜松市との合併を機に浜松市へ委託することになり、10年9月に稼働を休止した。施設本体の劣化や損傷は少ないため、改修は配管、設備関係が中心となる見込みだ。


提供:建通新聞社
(2018/6/20)

建通新聞社 静岡支社